大七は、高野山において弘法大師にお酒をお供えする任を担っておられる別格本山三宝院から直々に、奉納酒の醸造という大任を仰せつかっております。厳冬の1月未明に高野山の聖地・奥之院を流れる清冽な沢水を「取水の儀」によって三宝院ご住職・飛鷹全隆師が汲み上げ、その聖水を二本松の大七酒造において「注水の儀」により、純米大吟醸の仕込みに注ぎます。その醪は、あたかも不可思議な力を得たかのように旺盛に発酵し、力強い生酛純米大吟醸・雫原酒に結実しました。「亀鏡」とは模範、手本の意味で、飛鷹全隆ご住職が命名され、弘法大師ご真筆の書跡から文字を選出しました。
今回のリリースは、2019醸造年度産です。どうぞ高野山、弘法大師に思いを馳せつつ、心ゆくまでお楽しみください。