四年前に創業二五〇周年を迎えて以来、編集に着手してきた弊社社史が、この程ようやく刊行の運びとなりました。
本書は二つの構成をとっており、主要部が、日本酒に造詣の深い鳥取県在住の作家、箕浦淳一氏による「八代目太田七右衛門物語」、そして巻末に「大七酒造、太田家の歴史」を付しています。前者は、明治から昭和に至る激動の時代に弊社の経営にあたった、先々代当主の伝記小説であり、後者は江戸時代からの来歴や、今日に至る歴代当主について弊社で執筆したものです。
本書は本来、私家版として弊社関係者のために遺すことを意図したものですが、ご興味をお持ちくださった方に実費にて頒布いたします。なお、数量に限りがございますため、品切れの際はご容赦ください。
(総頁数377頁。モノクロ写真10頁、カラー口絵10頁を含む。)