生酛純米酒
~もうひとつの深遠な頂きをめざして~
良い純米酒とは、つまるところ純米吟醸のような酒のことだという奇妙な考えに、私達は慣らされていないでしょうか? 大七はこのような考えに断固として異を唱えます。なぜなら、本当に美味しい純米酒を造ろうとすれば、凡庸な純米吟醸などよりも遥かに製造コストも技術も要することを、また、良くできた純米酒の美味しさは、大吟醸でも代替できないことを、私達は知っているからです。 その美味しさを端的に言えば、奥深い「旨味」でしょう。大七が提案する純米酒は、吟醸もどきの純米ではありません。純米らしい旨味の実現に腰を据えて取り組んだ本格派の純米酒です。
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